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仏像展に行ってきました。

先週の土曜日に最後の滑り込みで、
東京国立博物館の「仏像 一木にこめられた祈り」展に行ってきました。

今回は一木作りがテーマなので、壇像から奈良・平安の一木彫の時代。
そしてそれに続く寄木造りの時代を一気に飛ばして、江戸時代の円空と木喰。

特に向源寺の十一面観音菩薩はすごい!
さすがに東洋のヴィーナスと呼ばれるだけはあります。
360度ぐるりと回って、全身からオーラがビカビカ出ている感じです。

それと宝誌和尚立像
裂けた顔の下から観音菩薩が姿を現したという伝説の人物で、
仏像もこの話をそのまま再現して半分に割れた顔の下から、もう一つの顔が出ています。
なんか、こういう映画があったような……。SFちっくですね~。

他にも多くの素晴らしい仏像がいましたが、今回の仏像展で何より良かったのが、
彫られた木の材質を意識しながら仏像を見ることができたこと

小さな木だけど粘りがあって細工のしやすい白檀は、
仏像も小降りだけど細かく彫刻を施すことができ、
カヤは等身大の大きな仏像を彫ることが可能です。

円空は鉈で割りやすい針葉樹を好んで使い、
逆に木喰は柔らかな質感が出せる広葉樹を用いたなど、
今までに考えもしなかった仏像の見方が紹介されていました。

木の性質がそのまま仏像に現れる一木彫ならではの発見でしたね。
勉強になりました。

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