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寺社とビジネスのマッチング『寺社ビズ』により、革命が起こるかも

苦行仏

このところ、、、というか、このところというほどでもありませんが、
このところ何年も前から。

私のもとにはお寺や神社と新しいサービスを作っていきたいという
企業の方からの相談
が多くきています。

私自身、お寺や神社の方にはさまざまな分野の専門家と手を組むことで、
新しい展開が生まれますよというお話をしているのですが、
もっともっとダイナミックに寺社と企業や職人、クリエイターの方などが
結びつく場が作れたらと思っていました。

ただ単純にお寺が企業と結びつくと、『つくばいのジレンマ』に陥ってしまう気がします。

『つくばいのジレンマ』は今、ふっと思いついた言葉ですが、
「吾唯足知」と刻まれた龍安寺の有名な蹲(つくばい)からのネーミングです。

「吾れ唯だ足るを知る」的な仏教に、もっとほしいを象徴するお金は触れないでほしい。

でも、お寺はもっと一般の人に開かれるべき。
苦しい私の人生を救ってくれるべき。

お寺が存続するのにも、人を救うためにも、お金は絶対に必要なものなのに。

お寺は常にこのような矛盾した視線にさらされ、
私の目からは萎縮してしまっている部分があるように思えるのです。

それに対してこれも私の考えですが、
お寺はお金儲けを明言した上でお金の還元を約束することが、
私たちの抱える矛盾に回答を差し伸べる一つの手段
ではないでしょうか。

まあ、必要以上に溜め込むことや浪費することは、
そもそも仏教者としてどうなのということではありますが、
お金が入ったなら入ったなりに世間に役立つように使うのであれば、
それは全体にとってハッピーなことではないかと考えています。

それに新しいサービスを作ることが、
仏教の教えをより豊かに広めることにつながるのであれば、
それはお寺にとってもハッピーなことでしょうし。

逆に「お金を稼ぐ=仏教者としてふさわしくない」という図式で何もしないでいると、
突如困ったときに境内をつぶして駐車場にしたり、
文化財を売り払ったり、檀家さんに多額の寄付を要求してトラブルになったり。

これらは極端かもしれませんが実際に起きていますし、檀家さんも減少傾向にある現在、
やはりお寺の存続に新たな収入を作る努力は欠かせないものかと思います。

もちろん、神社も事情や背景の違いはあるでしょうが、基本的には同じことが言えるでしょう。

そんなわけで、寺社とビジネスのマッチング『寺社ビズ』
直近でも相談が私の元にいくつかきていますし、
そうした案件もこのブログで紹介していけたらと考えています。

あ、ちなみに『寺社ビズ』も私が考えた言葉ですので、
どこかに定義があるわけではありません。

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