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土日は法事で忙しいお寺の、平日稼働率を上げる方法2

お寺の部屋

お寺は土日が忙しく、平日はあいている。この平日に人が集まる工夫はないか?

先日、お坊さんからこんな質問を受けました。前回の記事では外国人バックパッカーをターゲットにゲストハウス的な宿坊について書きました(土日は法事で忙しいお寺の、平日稼働率を上げる方法)が、今回は別の対象について考えてみます。

それは、平日にバリバリと働いているビジネスマンです。

ええ? 平日働いているんだったら、お寺に来ることはできないのではと思われるかもしれません。

しかし、だったら逆転の発想ですが、お寺を仕事ができるオフィスとして提供するのはいかがでしょうか?

私はフリーランスですので、自宅以外では決まったオフィスを持たずに働いています。

そして仕事柄、人と会うことはしょっちゅうですが、その際にはあちこちにあるカフェや貸し会議室を使用しています。

しかしこの時、コーヒー代しかかからないカフェはともかく、ある程度以上の人数で行う会議やプロジェクターを用いたセミナー、周りに聞かれたくない秘匿性の高い打ち合わせなどは、どうしても高い料金のかかる貸し会議室を使用することになります。

しかも、貸し会議室って、だいたいが無機質。なんだかあまりいいアイディアが浮かんでくるとは思えません。

そこで平日、あいているお寺の一室をちょっとばかり近辺の貸し会議室より安く使用できるのであれば、これは私のような働き方をしている方に重宝されます。

しかもお寺の環境はこれまでのオフィスにはなかった発想を刺激する力がありますし、独自のアイディアが重要度を増していく現代にあって、新たな働き方として広がっていくのではと予想しています。

またこのアイディアの利点はお寺にまったく興味がない人でも、お寺に足を運ぶきっかけが生まれるところです。感度の高いビジネスマンであればあるほど、例えそれまでお寺にまったく興味がなかったとしても感じることは多いです。

私が提唱している寺社とビジネスのマッチングを促進して、新しいものを生み出していく寺社ビズの下地としても有効です。

ついでに外国人向けゲストハウスを開くよりは、思いっ切り敷居も低いと思いますが、いかがでしょうか?

(ただしこの手法は、どちらかと言えば都心のお寺向けかもしれません)

ちなみに実はずっと前からこうしたことをしている寺社情報を紹介したいと思っているのですが、リストアップはしているもののなかなかまとめる時間が取れずにいます。

まあ、いつかやりたいことということで。

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