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堀内の企画術。仏教への道を階段状にすると、お寺とコラボできます。

先日、京都・西本願寺さんで講演させて頂きました。その様子は 西本願寺の仏教プレゼン大会。足震わせながら、お坊さん達をあおってきました でも、レポートしましたが、私が今回話をさせて頂いたのは、『小さな階段をたくさん作る』というタイトルです。

今回は200人くらいのお坊さんたちにお話させて頂いたのですが、この講演の一部はお坊さんよりもお寺と何かをしたい人に話した方がいいんじゃないかと思っています。

私は「お寺で何かをしたいけど、会場になってくれるお寺がない」という相談をよく頂きます。で、そういう方の話を聞くと、お寺でなぜそれをするのか、なぜお寺でなければならないのかという部分が、とてつもなくおざなりだったりするのです。

例えば

「お寺だと気持ちが落ち着くから」
「木造建築や日本庭園に惹かれて」
「非日常の世界が味わえるから」

これ。すっごくよく分かります。というか、私が宿坊にはまっていったのも、こうした部分からでした。なのでお坊さん達には、こういうアプローチからお寺に入ってくる人をもっと認めてあげてほしいと思っています。

ですが、お寺って宗教空間でもあるのです。なのでお寺と何かをしたい企画者は、お坊さん達に受け入れられやすいように、もう一歩進んで仏教にどうつながるかまで、アプローチを考えた方が上手くいきます。

そもそも、私はお坊さんと一緒に何かを作るとき、こんなことを考えています。参加者はお寺の外にいる人が多いので、そのニーズをくみ取ることで、お坊さんが求めるものへとつなげます。

お寺との活動で考えていること

そして、これは矢印を逆にしても同じです。私のニーズも右側なので、結局ぐるっと回って私が体験したいことへと向かってきます。

お寺との活動(逆矢印)

この矢印を断絶させてしまうと、なかなかお寺と何かをしたいと思っても、上手くいかない要因になってしまうのです。

というわけで、私が現在行っているプロジェクトがどのようにお寺が大切にしたいものへ向かうかと言うと、大ざっぱですがこんな感じです。

講演タイトルの「小さな階段をたくさん作る」は、お寺と縁のない方でも踏み出しやすい一番下の段から、順々に登っていく重要性を示したものです。

宿坊創生プロジェクト

宿坊創生プロジェクト

仏前結婚式盛り上げ企画

仏前結婚式盛り上げ企画

都心の樹木葬

都心の樹木葬

お寺の漫画図書館

お寺の漫画図書館

ついでに、寺社コンについて。

寺社コン

寺社コン

西本願寺さんで講演させて頂いた時は、いじわるして全部「???」にしましたが、まあ、ここまでくればイメージ付きますよね。

ということで、私がお寺との活動で考えていることでした。よろしければ、企画作りの参考にどうぞ。

ちなみに、お寺との企画運営について悩まれている方は、こちらもご参照ください。

お寺が排他的なのは、私たち「よそ者」のレベルが低いからです。

お寺がやりたいことと、お寺に行きたい人がやりたいことにはズレがある。

お寺の外にいる人たちが、お寺を巻き込むヒント満載の仏教井戸端トーク

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