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あなたのファンじゃなくなりましたと言う、最高のほめ言葉

鵜戸神宮の運玉

先日、いきなり匿名のメールが送られてきました。

昔は良かったが、今のほーりーはおかしい。もう、あなたのファンでいるのはやめました。

原文そのまま載せるのもあれなので、大まかに言うとこんな内容です。メールには私の何がおかしいのか、昔は何が良かったのか書かれていないので分かりませんが、心当たりとしては

⚫お金の話をよくするようになった
⚫寺社界に変化を促すようになった
⚫挑戦する人の足を引っ張る人を揶揄するようになった

などが、気に障る人の多い領域かなと思います。

それで冒頭のメールですが、似たようなことは時々言われます。一方で心に響いた、よく言ってくれたと評価して頂ける人も増えています。

ざっくりまとめると、賛否両論が集まるようになったということですね。これは単純に言って、私の成長と呼んでよいのかなと感じています。

諸行無常。世の中の人はどんどん飽きる

メールを送って下さった方を挑発する意図はないですが、いろいろ考えることの多いメールだったので、思ったことをまとめてみます(送られた方の考えとは、全く逆方向なのが申し訳ないですが)。

同一人物からの評価の変化には、評価する側が変化したか、される側が変化したかのどちらかが必ずあります(両方変化した可能性もありますが)。その視点に立って考えると、ファンが離れる理由は二つです。

ひとつは評価される側が飽きられること。これは評価する側の変化によって起こります。「好きの反対は無関心」なんて言葉もありますが、昔大好きだったものがどうでもよくなるなんて、誰にでもあることです。

私も20代前半は、Jリーグの試合を見に、千葉県から横浜まで毎週のように通っていました。そこでサッカー初心者と一緒に試合を見ながら、ルールや試合の流れを解説するチューターという活動もしています。

あの頃の私は、ノーサッカー、ノーライフな人間だったわけですよ。

しかしそんな私でも、気がつけば5年以上、スタジアムでサッカーを見ていません(あと、腰を痛めてから、ボールも蹴ってません)。サッカーは今も好きですが、寺社旅を人生の柱に据えて以降、日本代表すら全員の名前は言えない状況です。

また世の中、人の関心は3日間留めておくことすら簡単ではありません。世間を見渡してもすんごい有名人たちだって、あっという間に過去の人になっていきます。

こんなの見ると、よく分かりますよね。

【2016年】今年話題になった人物まとめ【芸能/社会/政治】

舛添元都知事 だって、すでに懐かしい人になってきてますし。

なので私みたいな寺社旅研究家なんて、いろんな人の中でどんどん飽きられ、忘れ去られているわけです。

あなたのファンじゃなくなりましたと言う、最高のほめ言葉

しかし冒頭のメールを送って下さった人は、明らかに私を飽きて忘れた人ではありません(いずれはそうなるでしょうが)。

怒りをぶつけてきたということは、ほーりーの変化を感じている証拠です。ファンの離れる二つ目の理由は、この「変化」です。

私も初期が一番好きだった人はたくさんいます。BUMP OF CHICKENは大好きなアーティストですが、それでも一番好きだったのはインディーズ時代の曲でした。



 THE LIVING DEAD

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しかしBUMP OF CHICKENはメジャーデビュー後、長年にわたってヒット作を連発しています。それは新しい音楽を追求し、日々前に進んでいるからです。

このように変化に周りがついていけないと、出てくる気持ちは戸惑いです。アーティストが新たなステージへと駆け上がった。それによって近づく人もいれば、離れる人もいるというだけです。

なので戸惑いどころか怒りを感じられるほど変わったのであれば、ほーりーは大きく変化したのでしょう。

あなたは変わったという言葉には、耳を傾けすぎない方が良い

そしてここで私が言いたいことは、ファンがいたことを自慢したいとか、変化している自分を誇りたいとか、そういうことではありません。

こうした「あなたは変わった、失望した」という声に、足を止めてしまう人が多いと感じていることです。

あなたは変わったという言葉のメッセージは「私を置いていかないで」です。それは怒りだったり、心配だったり、諭しだったりいろんな形を取りますが、本当に置いていってはいけない相手以外であれば進むべきです。

寺社コンを最初に始めた時もそうでした。それまで仲が良かった友人から、出会いのイベントなんて今すぐ止めろと言われましたが、続ける道を選びました。もしこの選択がなければ私は妻と会うことができませんでしたし、50組以上のカップルを結婚させることもできなかったでしょう。

また、もっと身近な人間でも同じです。私は会社を辞めてプロの寺社旅研究家になるという選択を、親の制止を振り切って実行しています。

なので自分が確信的に起こしている変化なら、外部の声に足を止めずに自信を持って歩くべきです。そしてその結果、うまくいかないことが分かったら、それから方向転換したって良いのです。

その場合、無責任な外野は「ほら見たことか」と勝ち誇ります。ですがそんなものは、気にする必要もありません。上手くいかないと言われて足を止めるのと、上手くいかなかったと分かって方向転換するのでは、その後に続く道がまったく異なるものです。

そしてほら見たことかと勝ち誇る人だって、未来が見えていたわけではありません。単に失敗に賭けておけば、当たる確率が高いというだけです。

洞察力のない人は、他人の失敗を予言する

自分で確かめたものは、自分の血肉になります。私もおとなしく無害な寺社巡りだけしていれば反発を受けませんが、それでは私が作りたいものの材料は揃わないのです。

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