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仕事の値段を公表したら、安値の依頼が消えました

日本通貨発祥の地

先日、【ほーりーへのお仕事依頼価格表・2017年版】を公開しました。

ほーりーへのお仕事依頼価格表を更新しました

大ざっぱにまとめると

●講演は10万円が基本設定(各種割引あり)
●会議への参加は1回3万円
●コンサルタント契約は月3万円(寺社)、月5万円(企業)から
●執筆は1000文字で1.5万円
●写真の貸し出しは10枚1万円

(それぞれ、交通費・宿泊費は別途)

です。

そして早速、仕事の依頼がいくつか入りました。

最も面白かったのは、宿坊を作りたいというお寺から、大分まで相談に来てほしいというものです。

去年も九州には3回呼ばれましたが、今年も行くことになりました。これまであまり行ってなかった九州の土地勘が、だんだんできてきたのでありがたいです。

自分の値段を自分で決めると、人から買われる

それで今回は、自分の仕事に自分で値段を付けるという話。ほーりーはこれが苦手でした。が、いろんな方から仕事の依頼を受けることにより、自分の市場価値が見えてきました。上で提示している金額は、すべて実績値です。

もちろん、そこに至るまでにはタダ同然で仕事を受けたこともあります。一方、私が考えているより遥かに高い値段で依頼されたこともあります。

そんな経験を通して思ったのは、「自分の価格は明示せず、相手から提示してもらった方が得なんじゃないかと錯覚してしまうこと」です。

例えば私は15~20万円で講演を依頼されたことが何度かあります。一方、今回は講演料を10万円と明示しました。これによって20万円でお願いしますという依頼は、多分なくなるでしょう。

が、それでいいんじゃないかと思うわけです。ほーりーへの講演依頼は平均して見ると10万円くらいで、20万円は適正価格じゃなかったので。申し訳なさを感じる金額より、お互いに気持ちよくやり取りできる金額の方が、後々まで良好な関係を築けるでしょうし。

欲張り過ぎ、禁止。

一方で金額を出すと、いろんな話が呼び水として舞い込みます。今回の大分での宿坊相談もその一つですが、他にも執筆や会議参加など私が思ってもいない話がいくつかきました。

値付けすると「こんなはずじゃなかった」が減る

自分の値段を公表してもう一つ良かった点は、「あれ? こんなはずじゃなかったのに」ということが少なくなったことです。

自分の仕事価格を公表する前、私は様々な依頼を受けたものの、料金を確認しなかったことがありました。するとあとで「これしか頂けないのなら、やればやるほど赤字じゃん」という仕事もいくつかありました。

うん。それはすでに、仕事と呼んでいいかも謎ですが。

でもこうしたものって、自分のあいまいな態度が引き寄せている部分もあります。「あなたの仕事はいくらですか?」と聞かれてそれに答えられなかったら、普通は相手もできるだけ安く済まそうとします。

しかし明確な基準があれば、相手は納得して気持ちよくお金を出して頂けます。ディスカウントしても、「これだけ値引きしているんですよ」と伝えることができます。

無用なトラブルや、意図しない安値での仕事を回避できる。実際に価格を明示し始めてからほーりーのもとに来る依頼は減りましたが、その大半は驚くほど安値の依頼(というか、手弁当も多い)です。仕事価格の明示には、こうしたものをカットする効果もありました。

ノーと言えない日本人のほーりーは、先回りして断るのです。

値付けの苦手な人は、周辺事業から金額を公表してみよう

そんなわけで私のように値付けが苦手なフリーランスの方は、自分の核となる仕事ではなく、まずは周辺分野で値段を公表するのがオススメです。

実際に私も講演で生計を立てているわけではありません。10万円を出せる組織は限られていますし、依頼がゼロでもいいかなくらいに思っています。

一年に300回くらい講演する方であればまた別でしょうが、私にとって講演はあってもなくても(収入的には)構わないものなので、ある意味でこのくらいの割り切りができるわけです。

ついでに言えば、積極的につながりを持ちたい地方講演や宿坊をテーマにしたイベントは、思い切って値下げしています。これによって、ますます10万円を出す方も減ってくるでしょう。

が、まあ、いいや。もともと10万円の講演依頼なんて、ほーりーの場合は来ても年に3回くらいだし。

もちろん講演を避けているわけではないので、10万円出して頂ける方がいれば、張り切って講演させて頂きます。準備に1カ月くらいかかるテーマでも、喜んで駆けつけますよ。

ということで、、、

フリーランスにとって大切なのは、自分の価値をいかに高く保つかです。なんてことは、私が言うまでもなく、いろんなところで言われていますが、その第一歩として価格表を作ることは、ものすごい価値があります。

時間が無限にあるなら安い仕事を1000個こなしても良いですが、大企業と違って割ける時間が希少なフリーランスは、納得のいかない仕事を受けている暇はありません。

「値段を明示したら高すぎて、誰も来なかったらどうしよう」と心配な方。それでも問題ありません。誰も来なくても大丈夫な仕事から、値付けをしていけばOKです。

勇気を持って、まずは出してみる。そこから開ける世界がきっとありますよ。

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