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ブッキング.com、エアビー、楽天。テラハクの集客が最強すぎる

01.宿坊
 

和空とブッキングドットコム

民泊型の宿坊を開設から運営まで支援する『テラハク』。先日、このブログでも紹介しましたが、日本中に宿坊が増えていく可能性を持った、革命的なシステムだとほーりーの胸が高鳴っています。

テラハクが大々リリース。宿坊開設の敷居がとんでもなく下がります

本当に宿坊がもっと世の中に広がればと思いながら旅活動を続けてきた私としては、10年来の悲願と言っても良いものですよ。

そしてこのテラハクを手掛ける和空と世界最大の宿泊予約サイト、ブッキングドットコムの提携が発表されました。

えぇ、なにこれ。すごい! プレスリリースを読むと

株式会社和空と、世界最大のオンライン宿泊予約サイト Booking.com (ブッキング・ドットコム)の日本法人 ブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社は、和空が運営する寺社を活用して宿泊・体験施設として提供する「テラハク」のサービス開始にあたり、販売におけるパートナーシップを結んだことをお知らせします。

と、あります。

プレスリリースを読んでいくと、ブッキング・ドットコムは40以上の言語で利用可能、登録されているリスティング数は2,800万件以上あります。

さらに日本での予約数は世界の中で8位となっており、今や最も人気の渡航国の一つとして注目されています。

そこにお寺や神社に泊まる旅を加えていこうというのが、今回の提携趣旨でしょう。私の知り合いにも一年で外国人宿泊者が20倍以上に増えた宿坊がありますが、こうした事例が日本中で起こっていくわけです。

テラハクは楽天やエアービーアンドビーとも提携している

楽天トラベルには以前から和空下寺町が紹介されていますし、テラハクに登録された宿坊も掲載される予定です。

そして今年の3月には民泊仲介の世界最大手・エアビーアンドビーとの提携も発表されていました。日経新聞の記事を引用すると

宿坊情報サイトを運営する和空(大阪市)は13日、米エアビーアンドビーと宿坊の予約で協力すると発表した。和空は予約サイト「テラハク」を近く立ち上げる予定で、宿坊の情報をエアビーのサイトにも載せて集客する。民泊を全国で解禁する住宅宿泊事業法(民泊法)の6月の施行にあわせ、宿坊に観光客を集めたい寺院を支える。

と、記載されています。

まとめてしまえば

○ブッキング・ドットコム 世界200ヶ国以上で毎日15万件以上の予約がある世界最大の宿泊サイト
○エアービーアンドビー  世界で延べ3億回以上利用された民泊仲介の最大手
○楽天トラベル      日本人の7割が会員になっている楽天の宿泊予約サービス

と、なります。ここに『テラハク』がドドンと入り込んでくる。宿坊やSHUKUBOのパイが、これまでとは別次元で広がっていくわけです。

これってもう、革命的な集客システムですよ。世界レベルで人間の動きが変わる、その一端すら垣間見ている気がします。

オリンピック後も需要増が見込める旅行トレンド

以下の資料は観光庁が公開している『明日の日本を支える観光ビジョン』の資料から抜き出させて頂いたものです。

明日の日本を支える観光ビジョン

実はこの訪日外国人の目標人数、2016年にそれまでの目標(2020年に2000万人)を一気に倍増させました。これは想像以上に旅行者が増えて前倒しで達成してしまったためで、さらに意欲的な数値が盛り込まれています。

そして注目しておきたいのは、2020年のオリンピック終了後も数字を増やしている部分ではないでしょうか。

改めて述べていくと、現在は世界レベルで観光業が発展しています。

日本のインバウンド需要が盛り上がっていることは、オリンピック開催が決まって注目が集まったこともありますが、どちらかといえば世界で人の動きが活発化したためです。

直近で言えば、アジアの経済発展が大きな要因です。これまで海外に行くことの難しかった国の方が、旅行に出られるようになってきた。その分だけ旅行需要が喚起され、訪日外国人数も大幅に増えています。

この流れはいずれ南米やアフリカ大陸でも続くでしょう。オリンピック後の反動などはあるにしても、長期で見れば右肩上がりは続くことが予想されています。

現代の世界情勢は、江戸時代の旅事情と似ている

余談ですが宿坊の歴史も研究しているほーりー的に言えば、これは江戸時代の旅事情と思いっきり似ています。

弥次さん、喜多さん

例えば戦乱の世が終わり、特権階級以外の庶民も旅に出る余裕ができたり。

参勤交代の影響で街道が整備され、道中が安全で快適になったり。

さらには各地の宿坊の御師が参拝の功徳や旅行ルートを紹介し、旅情報が知れ渡ったり。

表面上は違っても「経済発展」「旅行手段の充実」「情報の伝達」と要素だけを抜き出せば、今と同じです。

そして江戸時代で言えば、日本は当時の世界を見渡してもまれな旅行大国になりました。

世界唯一の旅行大国を作った宿坊の歴史

現代に話を戻すと、こうした動きが世界中で起こってくるわけです。そこにお寺や神社が人の心をつかむ目的地となっていくのも、江戸時代と共通しているななどと思います。

ということで、、、

集客のプラットフォームは着々とできてきているものの、当然ながら日本各地に宿坊が増えなければ、そのパワーは生かせません。

そんなわけでこれから始まる民泊に合わせて、テラハクも一生懸命参加する寺社を募集しています。

ついでに言えばほーりーも、このテラハクと一緒に宿坊ネットワークを広げていきたいと考えているので、もしもテラハクに事前登録(無料)される方は堀内の記事を読んで登録したとコメント欄に書いておくと(&ほーりーにもそれをお知らせ頂くと)、今後に渡って私がサポートしやすくなります。

事前登録はこちらからどうぞ。

テラハク(事前登録受付中)

また今月末(5/30)には東京で『宿坊スタートアップミーティング』も行います。こちらは宿坊開設に興味ある寺社の方が集まる勉強&意見交流会ですよ。

宿坊スタートアップミーティングを、東京で開催します

仏教や神道にふれる入り口を作ったり、お寺を経済的に活性させて次世代に伝えていく手段にもなるなど、宿坊には様々な可能性があります。

ぜひぜひ、宿坊ってどんなものだろうとか、開設に少しでも興味ある方がいたら、ご参加いただけたら嬉しいです。

よろしくお願いいたします。

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