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ほーりーは婚活からはじき出される45歳以上を救いたい

02.寺社コン
 

正傳寺の狛寅

先日、宿坊研究会が設立20年目を迎えました。スタートしたのは2000年5月5日。そこで2019年5月5日はメッセージ性のある企画を何か作ろうと考えていたのですが、思いついたのは45歳以上限定の寺社コンでした。

ちなみに上の写真はその寺社コンでお参りに出かけた、正傳寺の狛寅です。5月の初寅の日は毘沙門天のご縁日なので、特別ご開帳が行われていました。

40歳以上限定寺社コンはこれまでも定期的に行っていましたが、45歳以上はなんと7年ぶりです。今回はこの企画を復活させた背景をまとめてみます。

40代後半未婚者は多いのに、婚活からは弾かれている

まず大きな流れとして。去年、寺社コンが通算300回突破したことをきっかけに、申し込みルールの見直しを行いました。

詳細は以下の記事をご覧頂けたらと思いますが、SMS(ショートメッセージサービス)で事前確認させて頂くことにより、フリーメールでの受付を可としたことです。

寺社コンの参加お申し込み方法を少し変えることにしました

格安スマホを持っていて、キャリアメールなどを使わない方は若い世代に多いため、これによって20~30代の方が参加しやすくなりました。

しかし一方で日本の人口動態変化を見ると、若い年代は著しく減っています。国立社会保障・人口問題研究所のレポートによると、以下のようになっていました。

日本の年齢別人口分布

現在の40代後半と30代前半を比べると、なんと1.5倍も異なります。もちろん年齢が上がれば結婚している人も増えるため、婚活している人が同じだけ増えるわけではありません。そこで各年代に未婚率をかけて概算したところ、日本の未婚者数は以下のようになりました。

30代前半 男性:153万人 女性:109万人
30代後半 男性:129万人 女性: 86万人
40代前半 男性:126万人 女性: 79万人
40代後半 男性:127万人 女性: 77万人
50代前半 男性: 91万人 女性: 51万人

そしてここで注目したいのは、30代後半~40代後半未婚者数がほとんど変わらないことです。男性に至っては少し増えたりもしています。

しかし各地で行われている婚活イベントって、40代後半はそもそも参加できないことが多いのです。寺社コンでも40代後半男性はリピート申し込みが多いですが、他の年代とバランスを合わせるとお断りせざるを得ないケースが増えています。

これもなんかいろんな方から怒られましたが、40代後半の方だけ優遇するわけにはいかないので、仕方ない面もあります。

ほーりーは婚活からはじき出される45歳以上を救いたい

先日、以下の記事をネットで読みました。

今田耕司 50代突入で恋愛市場からの締め出しを実感「50なってみい、ずーっと怖いから」

NHK総合の「さよなら!アローン会」で、独身の芸人さんが集まって心境を話すという番組がありました。この記事はその視聴レポートみたいなものですが、お笑い芸人の今田耕司さん(53)が、

「50になる時が怖くなかったか?」の問いには「怖いどころか、50なってみい、ずーっと怖いから」と、5年単位のキリのいい数字で訪れる“怖さ”ではなく、エンドレスに訪れる“怖さ”を力説。「来年も怖い、今も怖い、去年も怖かった。50になってからは1回も休まったことない」と現状における正直な気持ちを語った。

とのことです。

トップレベルで活躍し、いろんな方に囲まれて、孤独(というか、孤立)や寂しさとは無縁そうな人たちですら怖さが襲い来る。これは衝撃的な告白です。確かにほーりーも妻がいるから、毎日穏やかな気持ちで過ごせています。

そして寺社コンでもこの年代の方々からは、様々なご要望を頂いていました。なので(上記の記事を読んだのは企画化した後ですが)、宿坊研究会が20年目を迎えた記念すべき日に45歳以上婚活を復活させてみようと、今回は実施してみました。

ということで、、、

正傳寺の寅絵馬

圧倒的に行き場が限られている、45歳以上の婚活者。主催者側から見た45歳以上の婚活を開きにくい理由は以下の3点です。

○お子さん誕生につなげたいという気持ちが強い
○年齢層の高い婚活のイメージが付くと、若い人が来にくくなるのではと尻込みする
○40代後半男性でも30代女性しか狙わない人は多く、男性が集まりにくい

ほーりーもこうした記事を書くことは、ある意味でドキドキです。なので言い訳がましく書きますが、寺社コンのボリュームゾーンは30代ですし、この年代を一番手厚くしたいことは変わりません。

そしてもう一方の不安として、45歳以上の未婚者がいくら多かったとしても、この年代同士でくっつけばいいじゃんと、単純に進む話でもないと考えています。

それでもこれからの社会情勢を踏まえれば、40代後半(あるいは50代前半くらいまで含めて)の婚活を考えることは意義があります。実際に今回やってみて、思いっきり反響があったとまでは言えませんが、参加された方からはこれこそ望んでいたものだという声も少なくなかったですし。

ほーりーは寺社コンや婚活セミナーで恋愛を前に進める極意として、「不安を感じたらやってみる」という話をよくしています。

そんな人間がこの領域に躊躇しているわけにはいきません。なのでこれからも、無理ないペースでちょっとずつ企画化していく予定です(たぶん、次は半年後くらい)。

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正傳寺の狛寅

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