1. TOP
  2. 03.寺社旅研究家のアイディア集
  3. 02.生き方全般
  4. 人生の転機は見た目の悪い人に訪れる

人生の転機は見た目の悪い人に訪れる

KBS京都ラジオ

 先日、KBS京都ラジオで放送されている『山田啓二のローカルフィット』に出演させて頂きました。

 こちらは前京都府知事の山田啓二さんと、タレントの河島あみるさんが、様々なゲストを招いて人生の転機を紹介する番組です。

 そんなわけで今回は寺社旅研究家として活動するほーりーの「転機」を一つ一つお話しさせて頂いたのですが、ちょうど宿坊研究会も20年を迎えましたし、私にとっても良い機会になりました。

 話をしながら特に感じたことは、人生の転機は他人から(そして自分でも)こいつはかっこ悪い、情けない、頭が悪い、近寄りたくないと思われた(言われた)時に訪れているということです。

 そんなわけで今回はラジオでお話させて頂いたほーりーの転機を、ひとつひとつ述べていきます。

寺社旅研究家・ほーりーの5つの転機

大学時代に宿坊と出会い、宿坊研究会を作った

宿坊研究会新サイト

 ほーりーは大学時代、古都愛好会というサークルに入りました。そして建築を見るのが好きになり、寺社旅にはまっています。さらに大学3年の冬に京都で宿坊に初めて泊まり、2000年に宿坊研究会を開きました。

 これが第一にして、ほーりーの人生をぐにゃっと曲げた最も大きな転機です。宿坊研究会は多くの方から各地の宿坊体験談などのメールを頂き、3年で小学館から本も出版させて頂いています。

 その一方で当時はまだまだオウム真理教の事件が後を引いていたこともあり、宗教に関わる活動はそれだけで怪しい人間と見られました。ちょっと大げさな表現ですが、テロリストのように言われたこともありましたし。

 しかしそうした社会だったからこそ、あまり市民権を得ていない寺社好きが、宿坊研究会には集まったのでしょう。これがほーりーのもう一つの趣味であるサッカーだったら、今のような人生にはならなかったと思います。

あまりにモテないので、寺社コンを作った

寺社コン

 ほーりーの2つ目の転機は、寺社好き男女の縁結び『寺社コン』を作ったことです。

 ほーりーは高校が男子校でした。そして大学時代は機械工学科という男女比99:1という社会で過ごしました。すると多感な10代後半から20代前半にかけて恋愛経験値を積むことがほとんどできませんでしたし、20代後半になってようやく女性と会っても黒歴史ばかりでした。

 そんなわけで2009年に作ったのが寺社コンです。カラオケや遊園地などは苦手ですし、寺社が好きな相手じゃないと付き合えないとも思っていたので、たくさん人が集まる宿坊研究会で出会いを募集しちゃえばと思ったのがきっかけでした。

 こちらもまた「お寺で出会い系(と、当時は言われた)なんて罰当たり」とか「仏教が欲を刺激してどうする」「男女が一緒に坐禅なんてできるか」など、あちこちで叩かれました。

 でもまあ、無事に出会った人と結婚したし、12年続けたら500人以上の人が結婚したりと、私にとっても分不相応なくらいに意義ある活動になったと思います。20年前の私が恋愛セミナーで講師を務める私を見たら、「絶対お前は俺じゃねぇ」と言われるでしょう。

会社を辞めようとしたら、親から勘当されかけた

 上記で述べたように、ほーりーの寺社旅活動は趣味から始まりました。なのでもともとはこれが仕事になるなんて欠片も思いませんでしたが、だんだん副業としても形を成し、収入的にも本業に追いついたので会社を辞めました。

 そしてこの時の転機の一つは、親から勘当されかけたことです。独立することを告げると「会社を辞めるなら縁を切る」と言われました。

 その後、2年かけて資料をまとめつつ、親を説得していきましたが、この2年間に自分の計画を地固めできたことは、後々大きく役立ちました。

お坊さん研修会で講師に呼ばれるようになった

僧侶研修会での講演

 宿坊研究会や寺社コン、その他様々な活動をしていたこともあり、2012年に日蓮宗の僧侶研修会で講師に招かれました。そしてそこでの講演内容が評価を受けたこともあり、日本でお寺の多い7宗全て(+神社や教会なども)で講演する機会を頂いています。

 また僧侶研修会だけでなく、全日本仏教会の会報誌でも連載を書かせて頂いたり、月刊住職や中外日報、仏教タイムスなどの宗教メディアでも様々な提言を述べました。またこのブログでもお寺について、いろんな意見を語っています。

(なので、なんの実績もないうちからお呼び下さった日蓮宗さんには、感謝してもしきれません)

 しかしこんなことをしていると、あの生意気なほーりーって何奴だとか、いろんなことも言われているみたいです。お寺について何も知らないくせにとか、お前みたいなのがいると仏教が廃れるなど、お坊さん達のサンドバッグとしても活躍しています。

お寺や会社の顧問なども務める

 もともとは趣味だった寺社巡りも、お坊さんや神主さんと交流を深めるうちに、これから寺社がどんどん消滅していく未来予測に恐怖を抱くようになりました。

 そのため寺社を経済的に支える仕組みにも興味を覚え、いくつかのお寺や企業と一緒にモノづくりをしています。

 現在、ほーりーが布教と経済を両輪で回す仕組みとして有望視しているのは「宿坊」「仏前結婚式」「永代供養」「ご祈祷」「プレミアムセミナー」です。

 「宗教にお金を近づけるな」と、これまで以上にバッシングを浴びる要因にもなっています。
が、次世代に寺社を伝えていく上では避けて通れない議論と考え、踏ん張っているところです。

ということで、、、

山田啓二さん・河島あみるさん&ほーりー

 ラジオでお話しさせて頂いたことは、大まかに言えばこんな内容です。

 まあね。でも、パーソナリティの山田啓二さんなんて、京都府知事を務められていまし、ほーりーなどよりはるかに批判されて、あいつは間違っていると思われて、情報や判断材料がない中でも見切り発車したり、失敗もたくさんされている方なんですよね。

 そんな人を前にして、ちょろっとお寺や神社という特定分野だけをうろうろしているほーりーが、人生の転機を語るのもお恥ずかしい限りではあります。

 まあ、こんなすごい方が人生の棚卸を手伝って下さったと考えるなら、とっても豪華でありがたい時間でしたし、純粋に楽しくもありました。

 そんなわけでせっかくなので、感じたことをブログにまとめて、また次に進みます。

\ SNSでシェアしよう! /

ほーりーの旅ブログの注目記事を受け取ろう

山田啓二さん・河島あみるさん&ほーりー

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

ほーりーの旅ブログの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

関連記事

  • アンケート取ったけど、日本人は自分が楽には死ねないと思っている

  • 20代のお坊さんに話した、ほーりーは生きることが怖いという話

  • 正体や目的を明かさない人のメールは無視してます。ごめんね

  • 卓球の天才少女

  • コロナに横面はたかれたほーりーが行っている危機管理手段

  • デメリットしかない経験に飛び込む人に、道は開ける